帰ってきてからのニュース記事ですが。
土地公社、来年度廃止へ 横浜市 負債1500億円肩代わり
総務省の調査によると、横浜市の公社の保有地額(簿価)は二〇一〇年度末で、約千七百二十八億円と全国最大。二位の愛知県の約八百五億円を大きく引き離して いる。 横浜市の数字を押し上げているのは、保有地額の七割を占める、みなとみらい21地区の土地だ。市管財課によると、民間による虫食い開発を避け、計画的な 街づくりを進めるため、区画整理前の一九九三~九八年に公社が先行取得したという。
みなとみらい駅から横浜美術館へ向かって歩く途中、日産本社の下層部分を「ヴォースゲー」と思いながら通りぬけてつらつらと歩き、名だたる企業がでかいビルを建てているみなとみらい臨海地区を横目に進むのですが、たまに不思議な空間が空いているので売れ残りってのはあのことか― と思ったのは帰ってからこの記事を読んで。やっぱり現地を見ていると情景が浮かんでニュース記事の理解も深まりますね。
そうしてたどり着いた横浜美術館ですが随分と開館時間までに時間が あったのですが、特に予定は無いけれど周辺散策すれば良いかな~と思っていたところを雨に降られてしまい、普段は車で移動している為に天候などは雪以外は大して気にしていない生活であった事を思い返し、「雨の日は憂鬱・・・」そんな言葉に重みを得ました。
美術館周辺が工事中でその周囲を囲っている壁に美術家の名言集が書いてあって面白い。
奈良美智、君や僕にちょっと似ている展。こちらもニコニコ生放送での放送をきっかけにして見に行きました。ダンボールに描いている作品以外は、ほとんどガラスに覆われていない ため直接見ることが出来ます。ありとあらゆるモノをキャンバスにしてしまう”お絵かき楽しす”精神が溢れる。特に良かったのは今回初挑戦したという巨大なブロンズ像、その中でも真夜中の巡礼者が素敵だった。巨大な生首のほうがインパクトがある中、唯一全身をとらえている作品で、曲線の美しさの造形と、照明のあて方による顔部分の影の深さと、床に落とす3つのシルエットの妙。ユーレイのような姿。ぐるりと作品を中心に回ると、暗い顔を覗きこみたくなるように配置とライティングをしていながら、やはり後ろ姿が一番美しいのが面白い。悲しみは見えない方が良い?悲しみと共にそれでも歩き続ける姿が美しい?そんな風に見えます。雰囲気は上記放送と取材されている方がいたのでこちらのページもどうぞ。
本展は地元中学生の夏休み課題になっているようで、一生懸命に模写したり感想を書いたりするキッズと、合わせて単純にファミリーと女性に人気なので自然と賑やかな空間になり楽しく鑑賞できました。「かわいい」の言葉の数に脳みそが侵食されるほどに美術館内が「かわいい」に覆われています。
― と思って鑑賞終了すると、常設展示も企画展のチケットで見られるという事で回ってみると、シュルレアリスム大好きです!と収蔵作品が叫んでいるように猛烈 なインパクトある作品の数々を終わりに見せられるので、大変楽しいのですが疲れてしまいます。常設はフラッシュ無し撮影可能。
焼き豚とろろ丼的な物、旨い |
お昼を食べたお店、悟空はお茶屋さん。2Fが喫茶になっている。 |
関帝廟。屋根の造形と配色がすんごい賑やかで縁起が良さそう。 |
そして次の東京都現代美術館の特撮博物館展へ。 しかし到着は閉館1時間前、中華街の寄り道がまずかった。疲れきった体で展示を回るけれど、これはもう1時間では全然時間が足りない内容で、前半をじっく り見ていたらもう時間内ですので~とずいずい奥に進むように即され、目玉の特撮映画だけはしっかりと見ましたが、基本的に早足でどんどこと進みました。しかしここにはもう一度来ることになります。あまりに凄すぎて。
4日目に続く。
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