2012年5月21日月曜日

ごるもあ事件からニコ生コミュを考える

先週のニュースですが、ニコニコ生放送の構造に絡んだ問題と、勝手に妄想した機能が実現したらちょっと良さそうだなーと思いまして掘り下げます。内容は、ニコニコ生放送にて「創価大に突入して1人ずつ射殺する」という犯行予告をし、それが通報されて御用となった人が居たというお話。

ニュース動画。実際の犯行予告は動画ページにリンクがあります。



人物説明:ごるごるもあニコニコ大百科

そもそもこの人物が統合失調症で、過去に犯罪予告や皇居に入浴剤投棄とか、逮捕歴も何度かあるという人物ではあるのですが、こういった行為をする目的と成果意識を持たせてしまう構造が、今のニコニコ生放送にはあるように思えます。
ニコニコ生放送では放送をする為にコミュニティ参加(作成)している必要があります。そしてそのコミュニティに参加するユーザーの数でレベルが上がり、放送時間の延長が可能になったりと 様々な権利を獲得していく仕組みになっています。もちろん放送が面白ければ人数が増えるため、安易に人数を増やす為に犯罪スレスレのネタや、女性はちょいエロなどに走る人々が後を絶ちません。それは「面白い=楽しい」ではなく、カタルシスを感じる普通では見ることが出来ない映像、それも「生放送」が目の前で行われ、それに対して自分は安全圏からコメントという飛び道具で参加することが出来る為「おれたちにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれるゥ!」いや、憧れるかどうかは分かりませんが、電波少年とかやっぱ面白かったじゃないですか。ああいった放送が人気になってしまう訳です。

そこでそのコミュニティ人数を増やすという行為自体が、単純に人数のみで計られている点。「応援する」と「反対する」(反対する人もコメントを打つためにコミュニティに参加する)の人数がすべて同等に評価されてしまっているという構造的問題があるため、
「評価する」(+2)、
「どちらでもない」(+1)、
「評価しない」(-2)
の3つの選択肢だけで良いので、その選択する権利を、コミュニティ参加するプレミアム会員だけに付与すれば多少は変わってくる気がします。(無料会員による工作を防ぐために有料会員限定機能)
何かしらの祭りに巻き込まれるor当事者になると、イナゴ的に集団低評価を食らう場合があるので、評価は一定期間過ぎると「どちらでもない」に変わり、変わった通知が表示されるとかいう機能もあっても良いかもしれない。

コミュニティ機能について考えていたら別の案も出てきたので、関係無いけれど妄想。ニコニコ生放送のコミュニティのバージョンアップ案としては、コミュニティごとのリレーション。コミュニティオーナーどうしの了解を得ることでのコミュニティの繋がり(現在はコミュニティ説明文や大百科記事で各々やっている物をシステム化)はもちろん、そのコミュニティに参加している人々の中で、他に参加しているコミュニティが重複している場合に、Amazonの「この商品を買った人はこんなものも買っています。」というリコメンデーションを行う機能のように「このコミュに参加している人は、こんなコミュニティに参加しています」という一覧を表示する。
コミュニティの規模によって巨大コミュは非表示機能も付ける。大手コミュは重複している人が多すぎるため、レベルによって制限あるいは参加人数によって一覧に表示しないようにする。
気に入った放送を探す助けになる事と、機械的に表示する事によって思わぬ繋がりや、放送のネタ、タコ壺化防止に役立つかもしれない。
 
また、同じコミュニティに参加しているユーザー同士(非配信者)の繋がりを強めるための、放送者以外での交流、つまりSNS機能を強化する。現在死に機能っぽいフレンドを活かす為に、参加コミュニティの重複度を数値化、一欄表示して似たユーザーを繋げる。SNS化を進めるのか分からないですけれど。

Recent機能で多少見えるようになったけれど、もっとコメントを活用できないかなーと。生放送のコメントのアクティブ・ネガティブコメントなどを解析して「楽しい放送」「叩かれている放送」なんてのがランキング見ただけでアイコンが付与されるとかそんなの。

まとめ

と言うことで悪い事をして人を集めようという人達も、集まった人がアンチなのかフォロワーなのかを判断する数字があったほうがいいじゃなーい?それで安易な人集めはマイナス評価されるので、多少は健全化するんじゃないかなーという考えです。

文字だけじゃ分かりづらいので後々画像を付けます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

zenback