2012年4月27日金曜日

ニコニコ動画→niconicoへ

ニコニコ動画は5月1日に「niconico」に進化
-BRAVIA/VIERA対応予定。iTunesに音楽DLも可能に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120426_529573.html


サービス自体の名称も変更、「ニコニコ動画」、「ニコニコ生放送」など、様々なサービスを総称して「niconico」となり、その中のサービスとして「ニコニコ動画:Zero」、「ニコニコ生放送:Zero」などが位置する。
全体名称がniconicoに変わったことに大変落胆した人がいるようで、これをきっかけにニコ動アカウントを削除したり、コミュニティを削除したりなんて話がTL上でチラホラと見えたりしたので、今までの東・川上対談で語られていた一般化によるコアユーザー離れが顕著になっているように思えました。
私自身は記事の内容を見る限りは、名前の変更以外は基本的に大いに喜んでいます。具体的な内容は元記事を見ていただくとして、見出しだけを抜き出しますと、
ニコニコ動画:zero:高解像度化・タグのリアルタイム更新・UI一新
ニコニコ生放送:zero:一覧でリアルタイムコメント表示
テレビにも対応:BRAVIAやVIERAでコメント付き動画
NicoSound:簡単に動画から音楽をDL & iTunes登録
「ニコる」、「Nsen」、iPadアプリも
という新機能・機能強化が目立ち、普通に楽しみなパージョンアップです。にこ☆さうんどというWEBサイトがありますが、それを丸々公式でやっちゃう感じなNicosoundの名称はともかく、普通に便利っぽい。また権利者への利用料還元もされるようで色々と足場固めしっかりしてるなぁと。
あと特に「ニコる」ボタン。これはどういう影響を与えていくか詳しくは書いていないけれど、ランキングや上位表示に影響なんかされるのかな?「この動画良い!」みたいな単純気持ちを伝えるものとしてコメントやマイリスト機能が果たせない部分を、補足と強化がされるようなボタンだと思うので、がんがんに使っていこうと思います。

発表会が生中継されていたら間違いなく見たのですが、残念ながら記者発表会という事なのでネットメディアの記事しかなく、記事のコメントを見るしか無いですが、川上会長と夏野取締役それぞれのコメントが
サービスの全体名称が「ニコニコ動画」から「niconico」に変わった事について、川上氏は「動画以外のサービスも増えてきたため、わかりやすくし た」と説明。アルファベットになった事について、夏野氏は「日本文化が好きな海外の人、アメリカやヨーロッパにおいて、ニコニコ動画が情報源として非常に プレゼンスが大きくなっており、その点も意識している」という
ニコニコ動画という人を喰ったような名前が凄い好きでしたが、名前が変わってしまう。この名称変更から動画サイトではなくなるという事を受け取ってしまうと確かになんとも言えない寂しさはあると思いますが、「動画以外のサービスも」という表現の通り、動画がメインコンテンツでありコアコンピタンスであることは変わっていないと思います。しかしながらユーザーの創りだすコンテンツに頼って成長してきたニコニコ動画が、そのユーザーの気持ち(既に巨大化しすぎて一つの意思ではないと思いますが)を意識しないサービス名称変更というのは、一番の売りである「普通じゃない創造力」のコア部分にある、昔からのユーザーを突き放す行為にも受け取れてしまい、言ってることとやっている事違うよね?感も無くはないかなぁという複雑な感想。
「動画をもう一度盛り上げたい」という気持ちは間違いなく川上会長の中にあると、さんざんあの対談動画を見返してわかったのですが、果たして
ハードコアでコンテンツ供給力がある少数ユーザー と、
ミーハーで供給されるコンテンツを消費する大量のユーザー と、
どちらに体重をかけるか大変難しい問題ながら、恐らくはまずはマネー。そしてそのマネーをコアユーザーに還元するという方向に舵を切ったのかなぁなんて思ったりします。

いやしかし、儲からなくても良いというような発言も別記事でされているのでそうでは無いのかもしれません。
ドワンゴ川上会長と夏野取締役が語る「ニコニコ超会議」 10万人を「ごった煮」の渦へ (3/5)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1204/24/news021_3.html
ニコニコ大会議は有料化の後、人気が上がるにつれ、黒字化できた回もあったが、今回のニコニコ超会議の収支は赤字になる見込みだ。川上会長は「収益のためにやってるわけじゃない。ユーザーが楽しめれば良い」と気にしてない様子を見せる。
上場企業の会長がこんなこと言える会社だから好きというだけで勝手な好感を感じている訳ですが、 一緒にインタビューを受けている夏野氏は間違いなく収益目標を明確に持ち、それに向けた経営努力を進めている。悪役を引き受けている夏野氏というキャラがいて面白い体制だなぁとも思います。
まとまりありませんが、今日の記事なのでどうしても反応しておきたかった。
今日はこのへんで失礼します。

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